学会賞など

平成26年10月10日 金城 武士
第73回 日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術賞 受賞

 2014年10月10日,鹿児島で行われました第73回日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術講演会において,当局の金城武士先生が学術賞を受賞されました.

 

御礼 比嘉 太(第一内科 講師)御礼 

 この度、藤田次郎教授の御推薦を賜り、「日本感染症学会西日本地方会感染症優秀論文賞(疫学・社会医学分野)」を受賞致しました。藤田先生および健山准教授のご指導のもと、沖縄県における輸入マラリア症例の臨床疫学を調査しました。本研究では亜熱帯島嶼にある沖縄県における輸入マラリア診断と治療の現状を調査し、その対策の重要性を明らかにしました。地球温暖化に伴う熱帯感染症再興が危惧される中で、沖縄県における熱帯感染症診療に関して当科が行ってきた実績に高い評価を頂きました。診療に尽力頂いた第一内科医局の諸先生方にこの場を借りて深く御礼申し上げます。

 琉球大学医学部附属病院では厚生労働省研究班と連携して、重症マラリア治療薬などを常備しております。沖縄県は熱帯地域に近く、また診療圏が広大であるため、感染症イマージェンシーである輸入マラリア症例への対応には医療機関間と緊急医療搬送体制との連携が不可欠であります。今後とも皆様のご協力をお願い申し上げます。

平成25年7月29日 日比谷健司 公益財団法人結核予防会 結核研究奨励賞

 本日、日本結核病学会の推薦を受け公益財団法人結核予防会の結核研究奨励賞を受賞いたしました。この受賞では複数の研究が対象になりました。おもに非結核性抗酸菌症の人獣共通感染症としての見地から、ブタのMycobacterium avium播種性感染症の研究で記述疫学、遺伝疫学、病理学的研究、そしてそれらの成果からブタがヒトの非結核性抗酸菌症の研究モデルとなり得る可能性を総説としてまとめたものです。さらに腸結核の総説が授賞対象となりました。

 ブタはM. aviumに経気道よりも有意に経腸感染いたします。そして腸間膜リンパ節、肝臓に病巣を形成し、そこから全身に播種してまいります。ヒトの免疫不全状態で発症するM.avium感染症に大変類似した病態をとります。しかもその感染する菌株の遺伝子がHIV感染者から分離される株と類似し、経気道感染する株とは異なるという事実があります。しかし、ヒトと異なりますのは、ブタが明らかな細胞性免疫能を有し、最終的に慢性肉芽腫性炎を形成し得ることです。もともとブタは抗酸菌に感受性の高い動物です。管理面やコスト面というマイナスの要素はあるものの、抗酸菌感染症の研究モデルとして価値が高いと考えております。

 私の研究がどれほど、結核予防に貢献しているのか判りません。それでも少しでも真理に近付き、今後も病理学的立場から結核予防につながる研究をしてまいります。

 今回、受賞できましたのも、一重にご指導いただきました藤田教授、健山準教授のご指導、そして第一内科医局の先生方のご支援のおかげであります。この場を借りて心より感謝申し上げます。そして、今後もご指導、ご支援を賜りたく存じます。よろしくお願いいたします。

平成25年1月12日 金城武士 第12回 肺分子病態研究会 奨励賞

第12回 肺分子病態研究会 奨励賞受賞報告

 2013年1月12日、福岡にて第12回肺分子病態研究会が開催されました。本研究会は種々の呼吸器疾患に関する基礎研究から臨床研究に至るまで、最新の研究成果が発表される場であり、私もアメリカ留学中に行った研究を発表させて頂きました。どれも興味深いすばらしい研究ばかりでしたが、私の研究を高く評価して頂き、奨励賞を頂くことができました。

 私は、「非メチル化CpG ODNの遅発性抗炎症反応を利用した薬剤性肺障害の発症予防」というタイトルで発表させていただきました。哺乳類のDNAはCpG配列のシトシンがメチル化修飾を受けていますが、ウイルスや細菌由来のDNAはほとんどがメチル化を受けておらず、Toll-like receptor 9 (TLR9)はこの非メチル化CpG構造を認識して免疫反応をスタートさせます。人工的に合成した非メチル化オリゴヌクレオチド (CpG ODN)は、その免疫賦活作用を利用した臨床応用がすすんでおりますが、近年、このCpG ODNは遅発性に抗炎症反応を惹起することが報告されました。そこで、「非メチル化CpG ODNによって誘導される遅発性の抗炎症反応を薬剤性肺障害の発症予防に利用できないか」という仮説を立て、ブレオマイシンによるマウス肺障害モデルを用いて実験を行いました。詳細は割愛しますが、CpG ODNの前投与を受けたマウスは致死量のブレオマイシンを投与されても100%生存することができ、肺内サイトカイン産生量や白血球数は有意に抑制されていました。また、亜致死量のブレオマイシンを投与して、2週後の肺内コラーゲン量比較および病理組織学的検討を行いましたが、CpG ODN投与群で有意にコラーゲン産生量が少なく、病理組織学的にも細胞浸潤や線維化が抑制されていました。近年、IL-17AおよびTGF-betaは線維化の過程で協調的に働くとされていますが、CpG ODN投与群では肺でのIL-17AおよびTGF-beta産生が有意に低値でした。またCpG ODN投与群では肺でのIL-10やIDO発現が有意に増強していましたが、ノックアウトマウスあるいは中和抗体を用いた検討ではそれぞれの単独欠損ではCpG ODNの効果は減弱しなかったことから、CpG ODNによる保護効果には複数の抗炎症因子が関与していると考えられました。以上より、CpG ODNによる遅発性抗炎症作用を利用し、肺内に臓器保護的環境を作り出すことで、薬剤性肺障害を予防、あるいは軽減できる可能性が示唆されました。

 今回、私がこのようなすばらしい賞を受賞できたのは、アメリカ留学を快くサポートして頂いた藤田次郎教授、ならびに医局員の先生方のご協力のおかげだと考えております。この場を借りて、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

平成23年2月9日 比嘉 太 平成22年度沖縄県医科学研究財団研究奨励賞

比嘉 太 平成22年度沖縄県医科学研究財団研究奨励賞

 この度、「レジオネラ症の抗菌化学療法に関する研究」に対して、沖縄県医科学研究財団研究奨励賞を拝受致しました。本奨励賞は昭和61年に設立された歴史のある賞であり、大変光栄に存ずるとともに身の引き締まる思いでおります。

 今回の受賞は、これまでご指導を賜りました。琉球大学名誉教授 斎藤 厚 先生、琉球大学教授 藤田次郎 先生、米国ペンシルベニア大学教授 Paul H. Edelstein先生、そして共に研究をすすめて頂いた第一内科医局の先生方のお力添えによるものであり、皆様に対してこの場をお借りして深く感謝申し上げます。

 本賞は今後の研究発展への期待が込められたものと考えております。医科学研究の発展に微力ながら寄与できるよう、今後も更に精進を重ねて参りたいと考えております。今後とも皆様のご指導とご支援を宜しくお願い致します。

2010年11月19日 日比谷健司 平成22年度日本感染症学会西日本地方会学術集会
優秀論文賞(社会・疫学的領域)受賞

対象論文
「Descriptive analysis of the prevalence and the molecular epidemiology of Mycobacterium avium complex-infected pigs that were slaughtered on the main island of Okinawa.」
Comp Immunol Microbiol Infect Dis. 2010; 33: 401-421.

日比谷健司 優秀論文賞(社会・疫学的領域)受賞

 この度、日本感染症学会西日本地方会優秀論文賞を受賞させて頂きました。ご指導頂きました藤田次郎教授、島根大学医学部環境予防医学教室 塩飽邦憲教授、また研究に協力いただきました多くの沖縄県の畜産関係の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。今後とも、ご指導宜しくお願い致します。
 この賞は今後の研究への期待を込められたものと考えております。よってこの受賞を機に、更に研究を発展したものにしていきたいと考えております。
 今後とも宜しくお願い致します。

平成21年3月23日 古堅 誠 琉球大学大学院医学研究科(博士課程)学長賞

研究課題
「レジオネラ感染に伴う肺胞上皮細胞傷害の機序とその制御に関する検討」

古堅 誠 琉球大学大学院医学研究科(博士課程)学長賞

 この度、大学院医学研究科(博士課程)卒業生を代表して、学長賞を受賞させて頂きました。ご指導頂いた藤田次郎 教授、健山正男 准教授、比嘉太 講師、また、研究に専念できるよう素晴らしい環境を与えて下さったその他多くの医局員の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。(コメント・研究内容は学位取得者のページに掲載致します。) 今後とも、ご指導宜しくお願い致します。

平成21年11月26日 古堅 誠 第63回日本呼吸器学会 日本結核病学会九州支部秋季学術講演会学術奨励賞

研究課題
「レジオネラ感染に伴う肺胞上皮細胞傷害の機序とその制御に関する検討」

古堅 誠 日本結核病学会九州支部秋季学術講演会学術奨励賞  この度日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術講演会において学術奨励賞を受賞させて頂きました。大学院で取り組んだ研究をこのように高く評価して頂き、大変光栄に感じております。ご指導頂いた藤田次郎 教授、健山正男准教授、比嘉太 講師、また、研究に専念できるよう素晴らしい環境を与えて下さったその他多くの医局員の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
 以下、研究内容について簡単にご説明致します。
レジオネラ肺炎は重症化する傾向が強く、高頻度に急性肺障害およびARDSを合併します。本研究では、レジオネラ肺炎が重症化する病態を急性肺障害/ARDSに関わる肺胞上皮細胞傷害の点から検討しました。ヒト由来II型肺胞上皮細胞株(A549)を使用したin vitro研究により、?レジオネラが肺胞上皮細胞に感染し細胞傷害を誘導すること、?レジオネラ感染細胞では、apoptosisおよびHMGB1分泌を伴う細胞死が誘導されること、?細胞死誘導の過程にはdot/icm遺伝子が関与している可能性があること、?methylprednisoloneがレジオネラ感染細胞におけるapoptosisおよびHMGB1分泌を抑制すること、が示唆されております。これまでマクロファージを用いた研究が盛んであったレジオネラ感染研究において、肺胞上皮細胞傷害の観点から検討した本研究は、新しい知見と考えられております。
私は、大学院卒業後は、肺がんを中心に診療を行っておりますが、レジオネラ研究で学んだことは現在の自分にも大いに役立っていると感じております。この経験を活かして、今後の診療も更に発展したものにしていけたらよいなと考えております。
 今後とも宜しくお願い致します。

平成21年6月25日 武嶋恵理子 第15回日本ヘリコバクター学会 上原H.pylori賞 優秀賞受賞

 この度日本ヘリコバクター学会から大変名誉ある賞を受賞させて頂きました。
数多くのすばらしい研究発表がある中で本研究がこのような賞を頂けたのは、現在ご指導いただいている病原生物学教室の森直樹教授、また研究にご協力、ご支援頂いている藤田次郎教授や金城福則診療教授をはじめ第一内科の先生方のお陰であり感謝申し上げます。

 受賞した研究発表は「Helicobacter pylori感染による胃上皮細胞におけるATF3の発現誘導」という内容です。15年前にHelicobacter pyloriが、WHOによりdefinite cartinogen,Group1に認定されてから世界各国でH.pyloriが胃がん発症のメカニズムにどのように関連しているか多くの研究が発表され、現在はHelicobacter pylori感染が胃がんの発症リスクであることは一般の方にもよく知られています。しかし、全世界で半分の人が感染している状況の中でどのような因子が胃がんへと進展する原因なのかは、まだ明らかではありません。
 今回のテーマであるATF3というのは乳がん、食道がん、前立腺がんをはじめ様々ながんで発現が上昇している転写因子で腫瘍増殖、転移にも関わっていることが言われていますが今回、私はHelicobacter pyloriによる胃癌発症のメカニズムにATF3が関連しているかを調べる目的で研究を始めました。まだ途中の段階での研究発表でしたが今後、本研究を発展させ、将来的にはこのATF3発現を抑制するような分子標的治療薬の開発から胃がん治療に貢献できればと考えております。

 H.pyloriは2次除菌治療まで保険適応が通り、すでに研究されつくされている感を持たれている先生方も多いと思われますが、2次除菌でも除菌できない症例は少数ですが存在し、そのような症例に対する3次除菌療法の検討、食物、プロバイオテイクスによる制菌作用の研究や、また胃十二指腸疾患以外のITP,小児の鉄欠乏性貧血への関連などまだまだトピックな分野であり今後は特に感染者の少ない小児科領域を中心に、学校健診への介入なども含めさまざまな研究が発展すると思われます。

 興味のある方はお声をおかけください。ちなみに来年の学会は京都です。

武嶋恵理子 第15回日本ヘリコバクター学会 上原H.pylori賞 優秀賞受賞

平成21年6月16日 企画賞

 第二回琉大病院市民公開講座(あなたにも知ってほしい沖縄のエイズのこと)を開催したことに対し、当院病院長より企画賞を授与されました。

企画賞

平成20年11月6日 仲村 究 日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術奨励賞受賞

仲村 究 日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術奨励賞受賞

 平成20年11月に開催されました第61回日本呼吸器学会・日本結核病学会、九州支部の秋季学術講演会にておいて奨励賞を受賞させて頂きました。受賞対象となった論文の内容ですが、病原性真菌であるCryptococcus neoformansのDNA成分が、自然免疫細胞のエンドソーム内に発現しているToll-like
receptor (TLR) 9によって認識され、TLR9を欠いたマウスにおいては同菌による感染が増悪するという、新しい知見について報告しています。この知見は、TLR9のリガンドである非メチル化CpG DNAが、なぜマウスにおける
Cryptococcus neoformans感染に対して防御的に作用するのか、という疑問に対して一つの機序を提示するものであると考えています。

 このような有意義な研究の機会をお与え下さった当科の藤田次郎教授、前教授の斎藤 厚琉球大学医学部名誉教授、国内留学を行わせて頂きました東北大学大学院医学系研究科・感染制御検査診断学分野の賀来満夫教授、前第一内科助教授で東北大学大学院医学系研究科・感染分子病態解析学分野の川上和義教授、の諸先生方へ改めまして感謝の意を申し上げます。また、大学院時代に大変お世話になりました第一内科の先輩の先生方、東北大学大学院の先生方へ重ねて感謝の意を申し上げます。

平成21年2月21日 日比谷健司 日本免疫学会Midwinter Seminar 2009敢闘賞受賞

 この度、日本臨床免疫学会主催のMid Winter Seminar (MWS)2009 にて敢闘賞を受賞させていただきました。 これも一重に、貴重な機会を与えていただきました藤田次郎教授、ご指導を賜りました知念寛先生、東京医科歯科大学の森尾友宏准教授のおかげであり、この場を借りて深く感謝申し上げます。

 MWS へ参加することは、2007年度参加者である医局の知念寛先生よりお話があり、思いもかけず参加の機会を得ることができました。これまで、私は形態(病理像)で生体の病態を捉えようとしてきました。しかし、その病理像を形成するダイナミックな駆け引きをしている免疫系に対し深く考えを及ばすことはなかったように思います。そうした意味で、今回のMWSへの参加は、私の研究内容を奥深いものとし、そして新たな研究の方向性が示されたことで大変有意義なものとなりました。

 毎年、運営委員会での選考により選ばれたYoung Investigatorsが参加しますが、約2ヶ月間、自分の研究に関して外部の先生(チューター)より指導を受けてプレゼン資料を仕上げ、発表に望みます。参加者のいずれの発表も完成度の高いものであり、その中からBest presentatoreが選ばれるのですが、誰が選ばれても不思議はないものでした。今年は、特にレベルが高かったのか分かりませんが、その代わりとして5名に敢闘賞が授与され、自分もその一人として選ばられることができました。

 異分野の先生方から意見を聞ける貴重な機会であること、人脈作りという意味でも大変意義のあるセミナーです。今後も多くのYoung Investigatorsの方がMWSに参加していただければと思います。興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記URLを開いてみてください。

日比谷健司 日本免疫学会Midwinter Seminar 2009敢闘賞受賞

平田哲生 H20年度沖縄県医科学研究財団研究奨励賞受賞

平田哲生 H20年度沖縄県医科学研究財団研究奨励賞受賞

 平成21年2月18日 沖縄都ホテルにて平田哲生が糞線虫に関する研究でが沖縄医科学研究財団 研究奨励賞を受賞。
受賞理由:糞線虫の疫学的研究、発癌との関連、自己免疫疾患との関連に関する研究は世界的にも類をみず非常に独創的である。更にこれらの結果により将来的には糞線虫制圧による衛生環境の改善、癌疾患の減少が期待される。

琉球大学名誉教授(第一内科前教授)斎藤 厚先生 平成19年度財団法人沖縄医科学研究財団功労賞受賞

 平成20年2月13日にホテルロイヤルオリオンにて琉球大学名誉教授(第一内科前教授) 斎藤 厚先生が琉球大学医学部在任中の功績により、平成19年度財団法人沖縄医科学研究財団功労賞受賞されました。

 授賞理由:琉球大学医学部在任中の18年間に沖縄県における感染症診療レベルの向上に常に尽力され、その基盤を築くとともに、多くの感染症専門医を育成してきた。中でも先生のライフワークであるレジオネラ感染症の臨床研究に関しては、常に日本をリードしている。さらに、沖縄県において風土病として広く蔓延していた糞線虫撲滅のために、イベルメクチンによる治療を確立した。平成11年には日本化学療法学会、志賀潔、秦 佐八郎記念賞を受賞されている。琉球大学医学部在任中は、多くの全国学会の会長を務められ、その実績は、全国的に高く評価されている。

琉球大学名誉教授(第一内科前教授)斎藤 厚先生 平成19年度財団法人沖縄医科学研究財団功労賞受賞

平成17年11月 上江洲香織 優秀論文賞受賞

上江洲香織 優秀論文賞受賞   先日琉球大学第1内科での研究が評価され、私にとっては過分な賞を受賞することができました。この受賞も当科でのすばらしい環境があってこそです。
臨床系の大学院では通常研究一本というのは難しく、臨床も診ながらその空いた時間で実験もこなしていくといった状況はよくあることです。しかし第1内科のマンパワーのおかげで当科の院生は実験に専念することができます。また前教授の斎藤厚先生(現在 日本赤十字社長崎原爆諫早病院院長)や前助教授の川上和義先生(現在 東北大学医学部保健学科検査技術科学専攻基礎検査学講座病原検査学分野 教授)といった指導者の先生方にも非常に恵まれ、日本の端の小さい島から世界的に通用する研究を発信することが可能となっています。設備的にも琉球大学の設備は旧帝大クラスと見劣りしない設備がそろっています。(具体的に申しますと、他の大学では一大学にほぼ一つしかないフローサイトメトリーの機械が第1内科の実験室にはありますし、リアルタイムPCRの機器も医学部付属病院で所有しています(感染対策室に設置)。動物実験施設も日本で有数レベルです。また感染症の実験では必須のP2,P3レベルの実験室も完備しています。本土とは離れ全周を海に囲まれた環境ではありますが、(またはだからこそでしょうか・・・)技術的にも設備的にも劣らないどころか飛び抜けて恵まれた環境の部類に入ると思います。) そして何より大切なのが指導者の方々とベンチメイトの同期の大学院生と出会えたことだと思っています。また私が大学院に入る前の一年は第1内科で臨床研修をし呼吸器・消化器の臨床に携わっておりましたが、大学病院ならではの非常に充実した日々を送ることができ、病棟の先生方にも非常にお世話になりました。この医局と実験室で得られた経験は何物にもかえがたいものです。

 現在、藤田教授が就任されてからも第1内科のその勢いは更に加速するように思えます。研究生活に身を投じてみたいという方は勿論、臨床をやってみたいが研究にも興味を持っていらっしゃるといういずれの方にもおすすめの医局だと思います。

 現在私は琉球大学にほど近い国立病院機構沖縄病院に勤めています。当施設では結核症例数では全県一の施設であり、また今後重症感染症が流行した場合にも琉球大学と並んで診療の拠点とならなくてはならない病院です。(一職員、一個人としてはSARSや新型インフルエンザなどが流行らないように祈るばかりですが・・・)当施設でも後期臨床研修の研修医を受け入れていますので、ご希望の方は琉大第1内科と併せて希望を出してくださればと思います。
平成18年1月15日 国立病院機構 沖縄病院 上江洲 香織
平成18年1月15日 国立病院機構 沖縄病院 上江洲 香織

平成18年11月 照屋宏充  The Best Poster Award 受賞

照屋宏充  The Best Poster Award 受賞

 この度、11th Congress of the Asian Pacific Society of Respirology にてThe Best Poster Award を受賞いたしました。このようなすばらしい学会参加の機会を下さいました第一内科の藤田教授、日頃より御指導をしていただいている比嘉 太先生、病原生物学分野の森 直樹教授や大学院の皆様のおかげとこの場をお借りして感謝申し上げます。

 私は現在、大学院に在籍しておりますが、大学院へ入学した理由は第一内科入局後、3年間の臨床研修を通して私自身の知識の無さを痛感し、勉強をしなおさないといけないと考え大学院入学を決めました。そして琉球大学医学部第一内科と病原生物学分野の共同研究ということでレジオネラ感染における肺上皮細胞の役割とHTLV-?関連肺疾患について研究をさせてもらっております。

 研究にもいろいろあると思いますが、私が現在、お世話になっている病原生物学分野は、基礎教室でもあるように基礎研究の視点から癌や感染症の病態を解析しております。したがって、現在私がやっていることが直接臨床に結びつくというわけではありませんが、将来、このような研究の積み重ねで各疾患の治療や予防に結びつくと考えております。また、このような研究を繰り返すこと、論文をできるだけ多く読むこと、学会に参加することが私自身にとっても大切な財産になり、今後臨床に戻ってもいろいろな面で役に立つと信じています。

 研究は患者様の命が関わっているわけではなく、実験の日程もある程度自分で決められ臨床よりも楽に思われがちですが、実験が良い方向に行ってくれるのか、同じような実験結果を先に他の研究チームに出されないか等、不安も多く非常に競争が激しい世界です。ですが、自分のためにも、お世話になっている先生方のためにも今後の大学院生活もがんばって有意義なものにしていきたいと考えています。

平成19年4月 山城剛 日本消化器病学会奨励賞

山城剛 日本消化器病学会奨励賞
受賞の報告と若い先生方へむけて

 この度、第20回消化器病学会奨励賞を受賞いたしました。対象となった研究論文はC型肝炎ウイルスに関するもので、東京医科歯科大学消化器内科へ国内留学中に行った研究です。同大学の渡辺守教授、坂本直哉先生などの肝臓グループの先生方、また山梨大学第一内科榎本信幸教授には大変お世話になりました。また、留学を紹介、応援くださった金城福則先生、ハートライフ病院の佐久川廣先生にも感謝申し上げます。

 肝臓疾患の基礎的研究の知識を得たいとの思いで、臨床の勉強を一時中断し、博士課程へ進学したのですが、2つの英文原著論文発表と国際学会での発表など様々な経験をすることができました。現在、講師という立場で臨床、研究、教育をやらせていただいておりますが、大学院での研究生活で得た知識、考え方はその後のいろいろな場面で非常に役に立っています。

 本受賞もそうですが、自分がやってきたことを他の人から評価していただくというのは非常に嬉しいですし、自信につながります。かつて、大学院入学時の一番の目標は肝臓内科で基礎的研究グループを立ち上げるということでした。よい結果を出しても所属している教室から評価を受けなければ実現不可能ですが、非常に幸いなことに当第一内科は前向きにがんばった人には、専門分野にかかわらず、相当の評価を与える雰囲気があります。そのおかげで最初の思い通り、研究を続けることができていますし、藤田次郎教授をはじめ、教室の先生方には大変感謝しています。

 雑誌、インターネットなどでは、大学の医局という存在に関して、あまり良いイメージでは語られていません。私が大学生の頃もいわゆる「ジェネラリスト」という言葉の響きに魅力を感じ、実践的にしかも効率的に臨床全般が学べる、大学以外での研修にあこがれたものでした。もちろんそれはそれで良いのですが、もしもすでに自分がやりたい分野が決まっているのであれば、研究も含めて専門性を追求する道も選択できる大学の医局での研修もぜひ検討してもらいたいです。私もまだまだ道の途中ですが、本賞を受け、いまさらながら、やりたいことをできる場所を選んでとても良かったと思っています。

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