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平成21年3月23日 古堅 誠
琉球大学学長賞
研究課題
「レジオネラ感染に伴う肺胞上皮細胞傷害の機序とその制御に関する検討」
この度、大学院医学研究科(博士課程)卒業生を代表して、学長賞を受賞させて頂きました。ご指導頂いた藤田次郎 教授、健山正男 准教授、比嘉太 講師、また、研究に専念できるよう素晴らしい環境を与えて下さったその他多くの医局員の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。(コメント・研究内容は学位取得者のページに掲載致します。) 今後とも、ご指導宜しくお願い致します。
平成21年11月26日 古堅 誠
第63回日本呼吸器学会
日本結核病学会九州支部秋季学術講演会学術奨励賞
研究課題
「レジオネラ感染に伴う肺胞上皮細胞傷害の機序とその制御に関する検討」
この度日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術講演会において学術奨励賞を受賞させて頂きました。大学院で取り組んだ研究をこのように高く評価して頂き、大変光栄に感じております。ご指導頂いた藤田次郎 教授、健山正男准教授、比嘉太 講師、また、研究に専念できるよう素晴らしい環境を与えて下さったその他多くの医局員の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
以下、研究内容について簡単にご説明致します。
レジオネラ肺炎は重症化する傾向が強く、高頻度に急性肺障害およびARDSを合併します。本研究では、レジオネラ肺炎が重症化する病態を急性肺障害/ARDSに関わる肺胞上皮細胞傷害の点から検討しました。ヒト由来II型肺胞上皮細胞株(A549)を使用したin vitro研究により、@レジオネラが肺胞上皮細胞に感染し細胞傷害を誘導すること、Aレジオネラ感染細胞では、apoptosisおよびHMGB1分泌を伴う細胞死が誘導されること、B細胞死誘導の過程にはdot/icm遺伝子が関与している可能性があること、Cmethylprednisoloneがレジオネラ感染細胞におけるapoptosisおよびHMGB1分泌を抑制すること、が示唆されております。これまでマクロファージを用いた研究が盛んであったレジオネラ感染研究において、肺胞上皮細胞傷害の観点から検討した本研究は、新しい知見と考えられております。
私は、大学院卒業後は、肺がんを中心に診療を行っておりますが、レジオネラ研究で学んだことは現在の自分にも大いに役立っていると感じております。この経験を活かして、今後の診療も更に発展したものにしていけたらよいなと考えております。
今後とも宜しくお願い致します。
平成21年6月25日 武嶋恵理子
第15回日本ヘリコバクター学会 上原H.pylori賞 優秀賞受賞
この度日本ヘリコバクター学会から大変名誉ある賞を受賞させて頂きました。
数多くのすばらしい研究発表がある中で本研究がこのような賞を頂けたのは、現在ご指導いただいている病原生物学教室の森直樹教授、また研究にご協力、ご支援頂いている藤田次郎教授や金城福則診療教授をはじめ第一内科の先生方のお陰であり感謝申し上げます。
受賞した研究発表は「Helicobacter pylori感染による胃上皮細胞におけるATF3の発現誘導」という内容です。15年前にHelicobacter pyloriが、WHOによりdefinite cartinogen,Group1に認定されてから世界各国でH.pyloriが胃がん発症のメカニズムにどのように関連しているか多くの研究が発表され、現在はHelicobacter pylori感染が胃がんの発症リスクであることは一般の方にもよく知られています。しかし、全世界で半分の人が感染している状況の中でどのような因子が胃がんへと進展する原因なのかは、まだ明らかではありません。
今回のテーマであるATF3というのは乳がん、食道がん、前立腺がんをはじめ様々ながんで発現が上昇している転写因子で腫瘍増殖、転移にも関わっていることが言われていますが今回、私はHelicobacter pyloriによる胃癌発症のメカニズムにATF3が関連しているかを調べる目的で研究を始めました。まだ途中の段階での研究発表でしたが今後、本研究を発展させ、将来的にはこのATF3発現を抑制するような分子標的治療薬の開発から胃がん治療に貢献できればと考えております。
H.pyloriは2次除菌治療まで保険適応が通り、すでに研究されつくされている感を持たれている先生方も多いと思われますが、2次除菌でも除菌できない症例は少数ですが存在し、そのような症例に対する3次除菌療法の検討、食物、プロバイオテイクスによる制菌作用の研究や、また胃十二指腸疾患以外のITP,小児の鉄欠乏性貧血への関連などまだまだトピックな分野であり今後は特に感染者の少ない小児科領域を中心に、学校健診への介入なども含めさまざまな研究が発展すると思われます。
興味のある方はお声をおかけください。ちなみに来年の学会は京都です。
平成21年6月16日 企画賞
第二回琉大病院市民公開講座(あなたにも知ってほしい沖縄のエイズのこと)を開催したことに対し、当院病院長より企画賞を授与されました。
平成20年11月6日 仲村 究
日本呼吸器学会・日本結核病学会九州支部学術奨励賞受賞
平成20年11月に開催されました第61回日本呼吸器学会・日本結核病学会、九州支部の秋季学術講演会にておいて奨励賞を受賞させて頂きました。受賞対象となった論文の内容ですが、病原性真菌であるCryptococcus neoformansのDNA成分が、自然免疫細胞のエンドソーム内に発現しているToll-like receptor (TLR) 9によって認識され、TLR9を欠いたマウスにおいては同菌による感染が増悪するという、新しい知見について報告しています。この知見は、TLR9のリガンドである非メチル化CpG DNAが、なぜマウスにおけるCryptococcus neoformans感染に対して防御的に作用するのか、という疑問に対して一つの機序を提示するものであると考えています。
このような有意義な研究の機会をお与え下さった当科の藤田次郎教授、前教授の斎藤 厚琉球大学医学部名誉教授、国内留学を行わせて頂きました東北大学大学院医学系研究科・感染制御検査診断学分野の賀来満夫教授、前第一内科助教授で東北大学大学院医学系研究科・感染分子病態解析学分野の川上和義教授、の諸先生方へ改めまして感謝の意を申し上げます。また、大学院時代に大変お世話になりました第一内科の先輩の先生方、東北大学大学院の先生方へ重ねて感謝の意を申し上げます。
平成21年2月21日 日比谷健司
日本免疫学会Midwinter Seminar 2009敢闘賞受賞
この度、日本臨床免疫学会主催のMid Winter Seminar (MWS)2009 にて敢闘賞を受賞させていただきました。 これも一重に、貴重な機会を与えていただきました藤田次郎教授、ご指導を賜りました知念寛先生、東京医科歯科大学の森尾友宏准教授のおかげであり、この場を借りて深く感謝申し上げます。
MWS へ参加することは、2007年度参加者である医局の知念寛先生よりお話があり、思いもかけず参加の機会を得ることができました。これまで、私は形態(病理像)で生体の病態を捉えようとしてきました。しかし、その病理像を形成するダイナミックな駆け引きをしている免疫系に対し深く考えを及ばすことはなかったように思います。そうした意味で、今回のMWSへの参加は、私の研究内容を奥深いものとし、そして新たな研究の方向性が示されたことで大変有意義なものとなりました。
毎年、運営委員会での選考により選ばれたYoung Investigatorsが参加しますが、約2ヶ月間、自分の研究に関して外部の先生(チューター)より指導を受けてプレゼン資料を仕上げ、発表に望みます。参加者のいずれの発表も完成度の高いものであり、その中からBest presentatoreが選ばれるのですが、誰が選ばれても不思議はないものでした。今年は、特にレベルが高かったのか分かりませんが、その代わりとして5名に敢闘賞が授与され、自分もその一人として選ばられることができました。
異分野の先生方から意見を聞ける貴重な機会であること、人脈作りという意味でも大変意義のあるセミナーです。今後も多くのYoung Investigatorsの方がMWSに参加していただければと思います。興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記URLを開いてみてください。
http://homepage2.nifty.com/jsci/mws/
平田哲生 H20年度沖縄県医科学研究財団研究奨励賞受賞
平成21年2月18日 沖縄都ホテルにて平田哲生が糞線虫に関する研究でが沖縄医科学研究財団 研究奨励賞を受賞。
受賞理由:糞線虫の疫学的研究、発癌との関連、自己免疫疾患との関連に関する研究は世界的にも類をみず非常に独創的である。更にこれらの結果により将来的には糞線虫制圧による衛生環境の改善、癌疾患の減少が期待される。
琉球大学名誉教授(第一内科前教授)斎藤 厚先生
平成19年度財団法人沖縄医科学研究財団功労賞受賞
平成20年2月13日にホテルロイヤルオリオンにて琉球大学名誉教授(第一内科前教授) 斎藤 厚先生が琉球大学医学部在任中の功績により、平成19年度財団法人沖縄医科学研究財団功労賞受賞されました。
授賞理由:琉球大学医学部在任中の18年間に沖縄県における感染症診療レベルの向上に常に尽力され、その基盤を築くとともに、多くの感染症専門医を育成してきた。中でも先生のライフワークであるレジオネラ感染症の臨床研究に関しては、常に日本をリードしている。さらに、沖縄県において風土病として広く蔓延していた糞線虫撲滅のために、イベルメクチンによる治療を確立した。平成11年には日本化学療法学会、志賀潔、秦 佐八郎記念賞を受賞されている。琉球大学医学部在任中は、多くの全国学会の会長を務められ、その実績は、全国的に高く評価されている。
平成17年11月 上江洲香織 優秀論文賞受賞
第一内科での日々
先日琉球大学第1内科での研究が評価され、私にとっては過分な賞を受賞することができました。この受賞も当科でのすばらしい環境があってこそです。
臨床系の大学院では通常研究一本というのは難しく、臨床も診ながらその空いた時間で実験もこなしていくといった状況はよくあることです。しかし第1内科のマンパワーのおかげで当科の院生は実験に専念することができます。また前教授の斎藤厚先生(現在 日本赤十字社長崎原爆諫早病院院長)や前助教授の川上和義先生(現在 東北大学医学部保健学科検査技術科学専攻基礎検査学講座病原検査学分野 教授)といった指導者の先生方にも非常に恵まれ、日本の端の小さい島から世界的に通用する研究を発信することが可能となっています。設備的にも琉球大学の設備は旧帝大クラスと見劣りしない設備がそろっています。(具体的に申しますと、他の大学では一大学にほぼ一つしかないフローサイトメトリーの機械が第1内科の実験室にはありますし、リアルタイムPCRの機器も医学部付属病院で所有しています(感染対策室に設置)。動物実験施設も日本で有数レベルです。また感染症の実験では必須のP2,P3レベルの実験室も完備しています。本土とは離れ全周を海に囲まれた環境ではありますが、(またはだからこそでしょうか・・・)技術的にも設備的にも劣らないどころか飛び抜けて恵まれた環境の部類に入ると思います。) そして何より大切なのが指導者の方々とベンチメイトの同期の大学院生と出会えたことだと思っています。また私が大学院に入る前の一年は第1内科で臨床研修をし呼吸器・消化器の臨床に携わっておりましたが、大学病院ならではの非常に充実した日々を送ることができ、病棟の先生方にも非常にお世話になりました。この医局と実験室で得られた経験は何物にもかえがたいものです。
現在、藤田教授が就任されてからも第1内科のその勢いは更に加速するように思えます。研究生活に身を投じてみたいという方は勿論、臨床をやってみたいが研究にも興味を持っていらっしゃるといういずれの方にもおすすめの医局だと思います。
現在私は琉球大学にほど近い国立病院機構沖縄病院に勤めています。当施設では結核症例数では全県一の施設であり、また今後重症感染症が流行した場合にも琉球大学と並んで診療の拠点とならなくてはならない病院です。(一職員、一個人としてはSARSや新型インフルエンザなどが流行らないように祈るばかりですが・・・)当施設でも後期臨床研修の研修医を受け入れていますので、ご希望の方は琉大第1内科と併せて希望を出してくださればと思います。
平成18年1月15日 国立病院機構 沖縄病院 上江洲 香織
平成18年11月 照屋宏充 The Best Poster Award 受賞
この度、11th Congress of the Asian Pacific Society of Respirology にてThe Best Poster Award を受賞いたしました。このようなすばらしい学会参加の機会を下さいました第一内科の藤田教授、日頃より御指導をしていただいている比嘉 太先生、病原生物学分野の森 直樹教授や大学院の皆様のおかげとこの場をお借りして感謝申し上げます。
私は現在、大学院に在籍しておりますが、大学院へ入学した理由は第一内科入局後、3年間の臨床研修を通して私自身の知識の無さを痛感し、勉強をしなおさないといけないと考え大学院入学を決めました。そして琉球大学医学部第一内科と病原生物学分野の共同研究ということでレジオネラ感染における肺上皮細胞の役割とHTLV-T関連肺疾患について研究をさせてもらっております。
研究にもいろいろあると思いますが、私が現在、お世話になっている病原生物学分野は、基礎教室でもあるように基礎研究の視点から癌や感染症の病態を解析しております。したがって、現在私がやっていることが直接臨床に結びつくというわけではありませんが、将来、このような研究の積み重ねで各疾患の治療や予防に結びつくと考えております。また、このような研究を繰り返すこと、論文をできるだけ多く読むこと、学会に参加することが私自身にとっても大切な財産になり、今後臨床に戻ってもいろいろな面で役に立つと信じています。
研究は患者様の命が関わっているわけではなく、実験の日程もある程度自分で決められ臨床よりも楽に思われがちですが、実験が良い方向に行ってくれるのか、同じような実験結果を先に他の研究チームに出されないか等、不安も多く非常に競争が激しい世界です。ですが、自分のためにも、お世話になっている先生方のためにも今後の大学院生活もがんばって有意義なものにしていきたいと考えています。
平成19年4月 山城剛 日本消化器病学会奨励賞
受賞の報告と若い先生方へむけて
この度、第20回消化器病学会奨励賞を受賞いたしました.対象となった研究論文はC型肝炎ウイルスに関するもので、東京医科歯科大学消化器内科へ国内留学中に行った研究です.同大学の渡辺守教授、坂本直哉先生などの肝臓グループの先生方、また山梨大学第一内科榎本信幸教授には大変お世話になりました.また、留学を紹介、応援くださった金城福則先生、ハートライフ病院の佐久川廣先生にも感謝申し上げます。
肝臓疾患の基礎的研究の知識を得たいとの思いで、臨床の勉強を一時中断し、博士課程へ進学したのですが、2つの英文原著論文発表と国際学会での発表など様々な経験をすることができました.現在、講師という立場で臨床、研究、教育をやらせていただいておりますが、大学院での研究生活で得た知識、考え方はその後のいろいろな場面で非常に役に立っています。
本受賞もそうですが、自分がやってきたことを他の人から評価していただくというのは非常に嬉しいですし、自信につながります。かつて、大学院入学時の一番の目標は肝臓内科で基礎的研究グループを立ち上げるということでした.よい結果を出しても所属している教室から評価を受けなければ実現不可能ですが、非常に幸いなことに当第一内科は前向きにがんばった人には、専門分野にかかわらず、相当の評価を与える雰囲気があります.そのおかげで最初の思い通り、研究を続けることができていますし、藤田次郎教授をはじめ、教室の先生方には大変感謝しています。
雑誌、インターネットなどでは、大学の医局という存在に関して、あまり良いイメージでは語られていません。私が大学生の頃もいわゆる「ジェネラリスト」という言葉の響きに魅力を感じ、実践的にしかも効率的に臨床全般が学べる、大学以外での研修にあこがれたものでした。もちろんそれはそれで良いのですが、もしもすでに自分がやりたい分野が決まっているのであれば、研究も含めて専門性を追求する道も選択できる大学の医局での研修もぜひ検討してもらいたいです.私もまだまだ道の途中ですが、本賞を受け、いまさらながら、やりたいことをできる場所を選んでとても良かったと思っています。
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