平成18年11月 照屋宏充 The Best Poster Award 受賞

この度、11th Congress of the Asian Pacific Society of Respirology にてThe Best Poster Award を受賞いたしました。このようなすばらしい学会参加の機会を下さいました第一内科の藤田教授、日頃より御指導をしていただいている比嘉 太先生、病原生物学分野の森 直樹教授や大学院の皆様のおかげとこの場をお借りして感謝申し上げます。
私は現在、大学院に在籍しておりますが、大学院へ入学した理由は第一内科入局後、3年間の臨床研修を通して私自身の知識の無さを痛感し、勉強をしなおさないといけないと考え大学院入学を決めました。そして琉球大学医学部第一内科と病原生物学分野の共同研究ということでレジオネラ感染における肺上皮細胞の役割とHTLV-?関連肺疾患について研究をさせてもらっております。
研究にもいろいろあると思いますが、私が現在、お世話になっている病原生物学分野は、基礎教室でもあるように基礎研究の視点から癌や感染症の病態を解析しております。したがって、現在私がやっていることが直接臨床に結びつくというわけではありませんが、将来、このような研究の積み重ねで各疾患の治療や予防に結びつくと考えております。また、このような研究を繰り返すこと、論文をできるだけ多く読むこと、学会に参加することが私自身にとっても大切な財産になり、今後臨床に戻ってもいろいろな面で役に立つと信じています。
研究は患者様の命が関わっているわけではなく、実験の日程もある程度自分で決められ臨床よりも楽に思われがちですが、実験が良い方向に行ってくれるのか、同じような実験結果を先に他の研究チームに出されないか等、不安も多く非常に競争が激しい世界です。ですが、自分のためにも、お世話になっている先生方のためにも今後の大学院生活もがんばって有意義なものにしていきたいと考えています。