平成17年11月 上江洲香織 優秀論文賞受賞

第一内科での日々

先日琉球大学第1内科での研究が評価され、私にとっては過分な賞を受賞することができました。この受賞も当科でのすばらしい環境があってこそです。

臨床系の大学院では通常研究一本というのは難しく、臨床も診ながらその空いた時間で実験もこなしていくといった状況はよくあることです。しかし第1内科のマンパワーのおかげで当科の院生は実験に専念することができます。

また前教授の斎藤厚先生(現在 日本赤十字社長崎原爆諫早病院院長)や前助教授の川上和義先生(現在 東北大学医学部保健学科検査技術科学専攻基礎検査学講座病原検査学分野教授)と いった指導者の先生方にも非常に恵まれ、日本の端の小さい島から世界的に通用する研究を発信することが可能となっています。

設備的にも琉球大学の設備は旧帝大クラスと見劣りしない設備がそろっています。(具体的に申しますと、他の大学では一大学にほぼ一つしかないフローサイトメトリーの機械が第1内科の実験室にはありますし、リアルタイムPCRの機器も医学部付属病院で所有しています(感染対策室に設置)。動物実験施設も日本で有数レベルです。

また感染症の実験では必須のP2,P3レベルの実験室も完備しています。本土とは離れ全周を海に囲まれた環境ではありますが、(またはだからこそでしょうか・・・)技術的にも設備的にも劣らないどころか飛び抜けて恵まれた環境の部類に入ると思います。)

第一内科での日々

そして何より大切なのが指導者の方々とベンチメイトの同期の大学院生と出会えたことだと思っています。また私が大学院に入る前の一年は第1内科で臨床研修をし呼吸器・消化器の臨床に携わっておりましたが、大学病院ならではの非常に充実した日々を送ることができ、病棟の先生方にも非常にお世話になりました。この医局と実験室で得られた経験は何物にもかえがたいものです。

現在、藤田教授が就任されてからも第1内科のその勢いは更に加速するように思えます。研究生活に身を投じてみたいという方は勿論、臨床をやってみたいが研究にも興味を持っていらっしゃるといういずれの方にもおすすめの医局だと思います。

現在私は琉球大学にほど近い国立病院機構沖縄病院に勤めています。当施設では結核症例数では全県一の施設であり、また今後重症感染症が流行した場合にも琉球大学と並んで診療の拠点とならなくてはならない病院です。(一職員、一個人としてはSARSや新型インフルエンザなどが流行らないように祈るばかりですが・・・)当施設でも後期臨床研修の研修医を受け入れていますので、ご希望の方は琉大第1内科と併せて希望を出してくださればと思います。

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