レジオネラ症の診断に関する全国アンケート

2021年1月28日

1.研究の対象

レジオネラ症の診療に関わる医師

 

2.研究目的・方法

4類感染症であるレジオネラ症は全数把握の対象疾患で、2018年には全国から2130例が報告されました。レジオネラ症の診断方法として尿中抗原検査が広く使用されていますが、Legionella pneumophilaの血清型1しか検出できないことが問題でした。しかし2019年、L. pneumophilaのすべての血清型(1~15)を検出できる診断キットが発売され、診断率の向上が期待されています。また喀痰の遺伝子検査(LAMP法など)はL. pneumophila以外のレジオネラ属菌も検出可能であることから、喀痰が得られる患者では有用と思われます。上記以外にも培養法、血清抗体価測定などがあり、複数の検査法を組み合わせることで診断率はさらに向上すると思われますが、臨床現場では検査の迅速性が求められること、また検査体制の問題などから十分な検査が行われず、レジオネラ症の患者数は実際よりも過少に報告されている可能性があります。
そこで本調査では、全国の医師を対象にレジオネラ症の診断に関するアンケート調査を行い、レジオネラ症診断の現状を把握し問題点や課題を明らかにしたいと考えております。
本研究は自由意思によりご参加いただきます。尚、無記名アンケート調査のため、回答後にデータを削除することはできかねますので予めご了承ください。

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

アンケートでは、あなたの年齢層(何歳台か)、勤務地域(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄)、主に勤務する医療機関の形態(無床診療所、有床診療所 [1~19床]、病院 [20~199床]、病院 [200~399床]、病院 [400床以上])、主な診療科、保有する専門医などの資格をお伺いします。また、レジオネラ症の診断方法に関する質問(最大で15問)をさせて頂きます。

 

4.研究期間

本研究は、琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得ており、承認日から2022年12月31日までを研究期間とします。尚、アンケート期間は、承認日から2021年12月31日までです。

 

5.お問い合わせ先

研究責任者:
琉球大学大学院医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学
金城武士(日本感染症学会レジオネラ症サーベイランスワーキンググループ)
<連絡先> 098-895-3331(内線1144)

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