琉球大学医学部附属病院 消化器内科でシングルバルーン内視鏡による胆膵内視鏡の治療を受けた患者さんへ(臨床研究に関する情報)
琉球大学医学部附属病院 消化器内科では、鹿児島大学病院消化器内科と協同で以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた過去の診療記録等をまとめる研究です。このような研究は、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究について詳しくお知りになりたい時や、研究への参加を希望されない場合は下記の「お問い合わせ先」へご連絡ください。
研究課題名
Roux-en Y再建術後の胆膵疾患に対する内視鏡治療の成績を検討する多施設共同後方視研究
研究機関
琉球大学医学部附属病院 第一内科 光学医療診療部
鹿児島大学病院 消化器センター 消化器内科
研究責任者
光学医療診療部 准教授 外間 昭
消化器内科 助教 橋元慎一
研究の目的
通常、胃切除後には小腸を胃につなぐRoux-en-Y再建という手術をおこなっています。術後再建腸管のうち、胃切除後のRoux-en-Y再建を有する胆膵疾患に対しては、近年バルーン補助下内視鏡の登場により、開腹下や経皮的といった侵襲的処置を回避し、内視鏡の検査治療が可能となっています。Roux-en-Y再建術後の胆膵内視鏡について九州の多施設で多数例の解析を行うことにより、その治療成績や偶発症現を把握することを目的としています。
研究の方法
当院におけるRoux-en-Y再建後の胆膵疾患に対するシングルバルーン内視鏡治療を受けられた患者さんのカルテより、手技の成功率・手技時間・治療経過・偶発症のデータを拾い上げて解析します。
対象になる患者さん
平成15年4月1日〜平成28年3月31日までに、琉球大学医学部附属病院消化器内科において術後再建、特にRoux-en-Y(ルーワイ)再建術という再建法での手術歴があり、過去に当院にてシングルバルーン内視鏡を用いて胆膵疾患に対して治療を行った患者さんを対象にしています。
診療録(カルテ)から利用する情報
年齢、性、採血データ、画像(レントゲン・CT・MRI・内視鏡)、手技成功率、臨床的成功率、偶発症の有無、入院期間、手技時間、主乳頭または胆管吻合部までの到達時間、入院後経過
個人情報の取り扱いについて
研究で使用する診療情報は、患者さんの氏名や住所など、患者さんを直接特定できる個人情報を削除します。また、研究成果は学会や学術雑誌などで発表することがありますが、その際も患者さんを特定できる情報は使用しません。
研究の資金源等、関係機関との関係について
この研究は、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科消化器疾患・生活習慣病学分野の使途特定寄付金にて実施します。この研究に対する企業等からの寄付は受けていませんので、利害の衝突は発生しません。
参加を希望しない患者さんへ
この研究に参加を希望されない場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。あなたに関するデータを削除します。ただし、学術発表などすでに公開された後のデータなど、患者さんまたはご家族からの撤回の内容に従った措置を講じることが困難となる場合があります。
問い合わせ先
〒903-0215
沖縄県中頭郡西原町字上原207番地
琉球大学医学部附属病院 光学医療診療部
准教授 外間 昭
電話:098-895-3331 FAX:098-895-1414
〒890-8520
鹿児島市桜ヶ丘8丁目35番地1号
鹿児島大学病院 消化器センター 消化器内科
助教 橋元 慎一
電話:099-275-5326 FAX:099-264-3504
参加機関
・鹿児島市立病院
・済生会川内病院
・霧島市立医師会医療センター
・熊本大学医学部附属病院
・済生会熊本病院
・久留米大学病院
・九州医療センター
・山口大学医学部附属病院
・長崎大学病院
・佐世保市総合医療センター
・嬉野医療センター
・琉球大学医学部附属病院
・浦添総合病院
・沖縄県立中部病院
・九州大学病院