びまん性肺疾患の気管支肺胞洗浄液リンパ球およびサイトカインの解析

2015年10月3日

胸部レントゲン、あるいはCTで肺にびまん性の陰影を呈する、いわゆるびまん性肺疾患の原因は特発性間質性肺炎や膠原病、薬剤性、感染症など多岐にわたります。気管支鏡検査下に行われる気管支肺胞洗浄(気管支鏡の先端から生理食塩水を注入して肺の細胞を回収して検査)はびまん性肺疾患の診断をつけるための重要な検査として位置づけられていますが、現状の解析方法では診断を絞れないことも多いのが現状です。また、呼吸状態の悪い患者様では気管支鏡検査を施行できないこともあります。このような限界を打破するため、気管支肺胞洗浄液の詳細解析、また気管支鏡検査以外の診断方法の確立が必要と考えています。そこで当科では、気管支肺胞洗浄液の従来行われている検査に加え、回収された洗浄液や血液中の細胞や炎症性物質(ケモカインやサイトカイン)の詳細な解析を行っております。この研究が将来の検査体系の進歩に繋がると考えております。

 

この研究領域に関連する臨床研究

 

1. びまん性肺疾患患者の気管支肺胞洗浄液リンパ球およびサイトカインの解析
(琉球大学倫理審査委員会、承認番号:638)

代表者名:金城 武士

感染症・呼吸器・消化器内科学教授 藤田次郎

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