HCVゲノムの全配列解析とその臨床的意義の解析

2016年12月20日

【研究の概要】

近年、C型慢性肝炎治療においては直接的抗ウイルス剤の登場で、多くの患者さんでC型肝炎ウイルス(HCV)を排除できる時代になっております。

 

しかし、HCVにも遺伝子のタイプや薬剤耐性変異(薬が効きやすいと、効きにくい違い)の有無を調べてから治療することが重要です。一般的にはウイルスの一部分を調べてそれらを決めるのですが、今回はウイルスの遺伝子のすべてを解析して、それらのタイプを決定することを目的としました。

 

【研究の方法】

現在まで琉球大学医学部附属病院で診療を受けた患者さんのうち、血液検体が残ってる方で、HCVの遺伝子配列の決定を行い、臨床情報として性別、肝機能検査値、HCVの量、臨床診断、推定感染原因など個人を特定できない情報のみを用いて検討する研究です。

 

主研究施設の国立国際医療研究センターでウイルスの解析を行いますが、そこには検体と上記、個人を特定できない情報のみを送付して解析を行います。

 

【個人情報の取り扱いについて】

本研究で使用する診療情報は、患者さんの氏名や住所などの患者さんを特定できる個人情報は削除します。また、研究成果は学会や学術雑誌などで発表することがありますが、その際も患者さんを特定できる情報は一切使用しません。またこの研究は主研究施設である国立国際医療研究センターの倫理審査委員会で承認を受けております。

 

【参加を希望されない患者さんへ】

本研究への参加を希望されない場合には、下記までご連絡下さい。あなたに関するデータを削除いたします。ただし、学術発表などすでに公開された後のデータなど、患者さんやそのご家族からの撤回の内容に従った措置を講じることが困難となる場合があります。

 

【お問い合わせ先】

〒903-0215
沖縄県中頭郡西原町上原207番地
琉球大学医学部附属病院 第一内科
特命講師 前城達次

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