お知らせ

当講座 東江 医員のoriginal articleがGASTROINTESTINAL ENDOSCOPYに掲載されました

2025年7月、当講座の東江 大樹先生のoriginal articleがGASTROINTESTINAL ENDOSCOPYに掲載されました!

同雑誌は消化器内視鏡学分野における世界最高峰の国際学術誌の一つです。消化器内視鏡技術、診断・治療法の進歩、臨床研究成果を発表する権威ある医学雑誌として世界中の消化器専門医や研究者に広く読まれており、American Society for Gastrointestinal Endoscopy(ASGE)の公式誌として内視鏡医学の発展に重要な役割を果たしています。

今回の論文は、東江先生が国立がん研究センター中央病院に研修していた際に行われた研究を報告しています。膵頭十二指腸切除術後の胆管空腸吻合部狭窄という困難な症例に対して、前方視超音波内視鏡を用いた新しい胆道ドレナージ手技(FVEUS-BD)の有効性と安全性を検証した臨床研究です。従来の治療が困難な重篤な吻合部狭窄15症例において93.3%の技術的成功率と100%の臨床的成功率を達成し、良性狭窄では将来的にステントフリー状態も期待できる革新的なアプローチとして注目されます。国立がん研究センターの豊富な経験に基づく本研究は、消化器内視鏡医にとって新たな治療選択肢を提供する画期的な報告といえます。

東江先生、共著者の先生方、おめでとうございます!
*著作権などの都合上、abstract掲載や論文へのリンクなどは差し控えております。お手数おかけしますが、doiを参考にぜひご一読ください!

【論文表題】
Endoscopic ultrasonography-guided biliary drainage via the afferent limb using forward-viewing echoendoscope for managing choledochojejunal anastomotic stricture. Gastrointest Endosc.

【著者】
Agarie, D., Hijioka, S., Nagashio, Y., Yamashige, D., Okamoto, K., Yagi, S., Fukuda, S., Kuwada, M., Komori, Y., Kita, A., Harai, S., Saito, Y., Yamamoto, K., & Okusaka, T.

【雑誌情報】
Gastrointestinal endoscopy, S0016-5107(25)01822-X.
https://doi.org/10.1016/j.gie.2025.07.006

*2025/8/6時点ではAdvance online publicationとしてpre-proof版での早期公開となっております。

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